Volkl RACETIGER GS DEMO

試乗会レビューもあと2本となりましたが、次はVolkl RACETIGER GS DEMOです。

大きなトピックとしては懐古調デザインなことみたいです。プラチナム時代から大きく変わっていないという話を聞いたことがありますがそこも懐古調なのでしょうか。この三角デザインレース用の記憶しかないんですが、P30まで採用されていたのを覚えています。ちょうどその頃カービングスキーが本格化してきて、メーカーによって考え方の違いがでていたのを思い出します。P40で路線転換してサイドカーブのきつい板になったのを覚えています。

何かと縁あるメーカーで初めてはいた大人用GS板はP40の赤い方ですし、1級取ったときに履いていたのはP60のスラ板ですし、その後もレースタイガーになってからスラ板を買ったこともあります。P60以外はまだ家にあるのでなお思い出深いものです。

おっさんの昔ばなしはこれくらいにして、良く似たサイドカーブのSTOCKLI LASER GSと比較していきたいと思います。

履いた感じまず思うのは軽いけど強い、いつものフォルクルって感じをうけます。STOCKLIより強く、ターン中にある雪溜まりや小さいコブなんかも突き抜けていく感じだけど強すぎない感じのスキーです。この辺はR-Motionというのもあるかと。適度なルーズ感というのもあり、小回りも行けそうです。STOCKLIと違う点としてはSTOCKLIはトップで受ける感じがして曲がるんですが、フォルクルはスキー全体で曲がる感じです。大回り用の板初めて欲しいんだけど、いきなりマスターズレギュの板は勇気がいるんでというとき選びやすい板だと思います。この板の強いプレート版のもあるしね。

今回履いた大回り系の板を好み順に並べると

  1. Bluemoris G-POTION
  2. Volkl RACETIGER GS DEMO
  3. STOCKLI LASER GS

です。1位と2位は結構僅差ですが3位との差は大きめです。ただ、欲しいと思わせるスキーではどれもないんで特別おおきな差ではないと思います。

Bluemoris G-POTION

試乗会スキー3本目はBluemoris G-POTIONです。

Bluemorisといえば八甲田とかフリースキーのイメージやHartの製造元のイメージがありますが、最近は自社ブランドのスキーの販売にも力を入れているそうです。

今回、試乗したのはデモ大回り向けのG-POTIONのピストンプレート仕様のほうです。デザインは黒一色でシンプルなデザインです。メーカー担当さんいわく、1本で何でも行ける汎用性が売りです。とのこと。

履いた感じは軽く、リフトに乗っている間も重さを感じません。滑って見ると軽い感じで曲がるんですが、それなりのスピードでもパタパタするのが気になります。スキー自身は強すぎないんで1級検定くらいの小回りくらいなら難なくこなせるので悪いことではないと思います。何でも出来るけどあと一つなにか物足りないスキーって感じ。

スクールの先生とか、初めて行くスキー場で何を持って行こうか悩むときに選ぶスキーのような気がします。

STOCKLI LASER GS

シャルマン試乗会2本目はSTOCKLI LASER GSです。来年度に向けての大きなトピックはヴィストジャパンからレグザムに代理店変わったことではないでしょうか。 これによって手に入れやすくなる点、サポートも変わって来ると思います。

レースモデルの名前ですがデモ用の大回りモデルに近いです。そしてお高いことでも有名ですが、なんとこのスキー暫定売価で税込み20万円超えて来るという価格面では向かうところ敵なしのモデルであります。ブロッサムも高いことで有名ですがそれを超えてくるあたり世界が違います。

さて、そろそろレビューの方へ行きまして、履いた感じからは優等生的なオーラを感じますがいざ滑ってみてもそのイメージはそのままでズレ、キレともに自在にこなしていけ、the、優等生って感じのスキーであります。優等生ってことは苦手な条件が少なく、乗り手に負担をかけないってことでもありますので良いスキーと言えるのではないでしょうか。最大の敵は価格だと思われ。早期予約売価で10万後半はなかなかです。

良い板だけどこれという部分がないんでどう考えるかだと思います。