VOLKL DEACON 72 MASTER

本日はVOLKL DEACON 72 MASTERです。来年度拡幅されるモデルですね。

DEACONシリーズで一番細いセンター72mmです。そしてピストンプレート仕様なのが大きなポイントです。デザイン的にはかなりシンプルです。

滑り出すとピストンプレートの足元のしっかり感を感じつつもチップ&テールロッカーの雪面の凸凹感をいなしていくのを感じます。ターンしていくとVOLKLスキーの強い張り感を感じつつレースタイガーシリーズほどの反発は感じません。ただ、速度が出てくるとトップがすごくバタバタするのが気になる。雪が柔らかいので刺さりすぎないように気持ち後ろで乗っているのもあるかも。個人的にはこの手のスキーはピストンプレートよりモーションビンディングの方がいい気がします。きっと解放値の違うビンディングしか選べないんだろうな。

オールマウンテンモデルが気になるけどセンターが80近いのはちょっととかメインはゲレンデでゲレンデ整備後に降った分でちょっと遊びたいって人にはいいんじゃないでしょうか。

ATOMIC REDSTER X9iWB

2本目はATOMIC REDSTER X9iWBです。デモ用オールラウンドモデルのセンターが75㎜のほうです。今年ATOMICはフルモデルチェンジしてD2から続いたプレートから何か伸びるのは卒業?してREVOSHOCKという新しい構造のものになりました。エストラマー樹脂をメタルで挟んだものだそうです。詳しくはスキーグラフィックを見てね。(丸投げ)

ちょうど大雨のタイミングだったので写りが悪いですがご勘弁を。足元がトータルコーディネイトされてますが気のせいです。

履いた感じ割と軽めですが、AUGMENTの後なんでなに履いても軽く感じる可能性高し。滑った感じサーボテック時代にあった細かな振動みたいなのは感じませんね。ただ、REVOSHOCKよりトップ側ATOMIC の文字のあたりの動きをダイレクトに感じるのは初代D2ぽいですね。R13の小回り系のサイドカーブですが、太めのウエストなのか心材によるものなのかスキーの動きはそこまで早くないので扱いにくいということはないかと。今年までのサーボテックと違いターン後半に曲がろう曲がろうとスキーがしないんでそこはいい感じ。

ソフトな荒れたバーンでも快適に滑ることができるスキーだと思うのです。

AUGMENT FIS WORLD CUP RACE GS WC 193

先日行ってきました粟巣野での試乗会で試乗したスキーのレビューをしていきたいと思います。バーン状態は雨の中でソフトのゲレンデでした。

1本目はAUGMENT FIS WORLD CUP RACE GS WC 193です。標準仕様のR22プレート&ルックビンディングではなく別売の自社プレート&マーカー仕様でした。

バリバリのFISモデルなんでラディウスR30の板です。AUGMENTはWCレーサーと同じスキーを販売していますので選手用スキーの性能を体感できるかと。

リフト乗った瞬間重って思いましたが滑り出すとすごくしなやかでR30と思えないくらい良く曲がりうるさいところもなく素直なスキーです。春のザラメ雪でかつ締まってない雪質でこれですからハイシーズンに履いてみたいものです。

一昨年ぐらいから話題のオーグメントプレートですがメタル削り出しのすごく強そうで重そうですが構造によるものなのかたわみを阻害することなく重さも感じませんでした。いいですね。次回大回り、GS系の板を購入する際には取り付けようかと思います。

参考までに来季のGSPROの写真も載せておきます。(ソール長合わず履けませんでした。)

下のモデルが来季モデルです。上は自前の去年モデルのGSPROです。デザイン変更のみなので性能は変わらないかと。

AUGMENTは板だけ買ってプレート、ビンディング移設という作戦が可能ですので移設が可能なマーカーのPCインターフェースや自分のスキーのようにVISTのVF等の市販モデルを移設するのも手だと思います。

いいお値段するのも確かですが履いていいなと思ったら購入を検討すべきスキーだと思います。